楽しみにしていた夏休み。
夏が終わる前にどうしても大好きな景色を見せたくて、今年一番お世話になったご夫婦を思いきってお誘い。
刺繍で活動が出来ている今の私の原点とも言える (長野県)佐久へ。
車で乗り合わせて東京を出発する時は、ちょうど台風の影響で雨が降り始め、途中暗雲が立ち込みザーザー降りに見舞われる。あぁ、さすがの晴れの国佐久も今回ばかりは....。
と、佐久トンネルを抜けた途端、目の前に広がる手が届きそうな青空。
車内思わず歓声が上がる。
この空を見せたかった。お天道様が味方してくれた気がした。
望月の標高高いアトリエノマドで10年目にして初めて実がなったという貴重な無農薬のりんご、それで作ってくれたケーキとハーブティー。
手作りツリーハウスでいただく完全手作りのものとノマドさん夫妻の未来のお話。
いつも変わらず美味しくて優しくて心地良い。
続いてそのノマドさん野菜で作ったMaru cafeのランチへ。
行く度メニューは変わり、進化していく。
マルカフェのお皿の向こう側にはいつも素材の原型や景色が見える。
料理人はもちろん表現者であるけれど、ここではその素材や環境に感謝と敬意を表しながら料理しているように感じる。
アレンジし過ぎてないところが好きです。
遅いランチを満喫し、その日のラストは将来家を作るならここ..と初めて訪問した時憧れたTさん宅へ。ご主人が一部屋ずつ案内してくださる。
一家がどうしてここへ住むことになったのか、森を開拓するところからどうやって家を建てていったのか、日が暮れた後まで話してくれた。
それぞれの人生、夢、いろいろあるけどなるようになっていて、ひとつ間違えれば出逢えなかったかもしれない人たちと膝を突き合わせて話している。
ご縁って本当に不思議。
会いたい人たちに会わせたい人たちを会わせられて胸がいっぱい。
今年の夏を忘れない。






