











有名になった後も世間から姿を消した後も、ライター氏の生活は何も変わらなかったという。
ニューヨークが生んだ伝説の写真家/ソール・ライター展 へ。
「写真は、しばしば重要な出来事を取り上げるものだと思われているが、実際には、終わることのない世界の中に、ある小さな断片と思い出をつくり出すもの」
毎朝絵を描き、カメラを持って散歩、コーヒーを買って帰宅したら愛猫レモンの世話。
世間になびかず、また、有名になることと関係なく、自分の”美”をマイペースに追い続けたソール・ライター氏。
ー取るに足らない存在でいることには、はかりしれない利点があるー
それぞれにとってなじみ深い場所、何も特別である必要はないのだ。
長らくの東京生活もあと少し。一緒に行った友人と、惜しむわけではないけれど5月の陽気に誘われて写真をたくさん撮った。
これからも変わらず日常を見つめたいと思う。